誰が動かした?

私は10年経って「あの幕引きでもいいんじゃないの?」って思えるようになった。当時は納得できなかったけど激怒までは至らなかった。確かに“謎”は解明されなかったけど、それはそれでよかったんじゃないのかなあ?
ここで疑問になるのはこの企画のスタートは?ってとこ。大月氏はこう答えている。

今回の企画は、自分たちがやってきた仕事の全面肯定というところからのスタート。

この企画の前に庵野秀明TVシリーズを全話見たそうだ。そこで初めておもしろいと感じたそうだ。そうでなければこの企画はスタートしない。そしてこの作品を通じて大月氏は今のアニメ業界についてこう考えている。

確かにエヴァは大ヒットしました。でも、そのせいでアニメ界はよけいな誤解や混乱が生まれ、粗製濫造を招いてしまった。本作がもう10年続いているそんな現状に対する否定、あるいは対立概念という立場にあることは間違いありません。「エヴァ」から始まったひとつの時代の幕を引くというのが、われわれ制作者の心構えでもあるんです。

この言い方だと自分達は悪くなく、他のメーカーが悪いように聞こえる。でも自分達だってその現状に思いっきり加担してきた事実に対してどう考えるのだろうか?
あのアニカンRのインタビューでの発言はなんだったんだろう。制作者の心構えのベクトルが違う、果たしてユーザーと向き合っているのか。結局、スターチャイルドは何も変わっていない。変わろうとしなかった。そういう結論になっちゃうわけで…。