物書き業界大丈夫?

とあるアニソン系ライターの対談ってのがあったのでプリントアウトしてじっくり読んでみたのだが、これが酷かった。テーマは「けいおん」で「GO! GO! MANIAC」についてだ。
原文のまま書くとアレなんで少し要約してみると。

・「GO! GO! MANIAC」という曲のアニソンでの位置付けは「もってけ!セーラーふく」を意識して制作されたと思われる楽曲。初めてそれと(もってけ!のこと)並べられて語れる楽曲

   えっ!?

さすがにそれは違うでしょう。これはぶっ飛んだ発想である、楽曲的にもジャンル的にも。…テクノラップとちょっとミクスチャー調を並べるのは。そして「もってけ!セーラーふく」がライターの言うほどまで凄い曲かって言われるとどうかな?って。リミックスなどの2次3次創作においてはすばらしい貢献をした曲であると思うが。

・「もってけ!」は何かがかけ合わされてるのかがよくわからないほどぶっ飛んでて、だからこそナンバー1だった。アニメ・カルチャーからしか誕生しえない濃密な音楽体験ができた

結局のところ「神前暁が最高なんだよ!」ってことが言いたいのでしょう。でも、どうしてこう無理矢理にまで結び付けようとするのか。「けいおん」の曲はむしろ参考にされてるほうなんじゃないのかな。ABの楽曲は少なくとも「けいおん」の要素を少しでも入れてるような感じがしますが。そうなったらまたこのアニソン話はベタな方向にでも進んでるのだが。

・はじめから「もってけ!」を意識したと取られる曲ではなく、別のアプローチでぶっ飛んだ名曲を持ってくれば納得していた気がする。

うーん…書き手からはこの楽曲に対する素直に評価できないスッキリしない気持ちが伝わってきますが、読み手からすると神前信者の自分に酔った考えにスッキリしないのだが。そもそも「ぶっ飛んだ名曲」って勝手にハードル上げられて変な幻想に飲み込まれてるのか。我々リスナーはおそらくぶっ飛んだ名曲なんて望んでないと思うんだ。
そして、「GO! GO! MANIAC」や「けいおん」における影響力ってことも考えてるみたいで

・「GO! GO! MANIAC」のおかげでアニソン・コピーバンドのスキルがまた跳ね上がるんだ「ハルヒ」や「らきすた」の時→オタクのダンススキルが一気に向上したわけ「けいおん」→バンドスキルを向上させたと。
・両者とも京都アニメーションという共通項は語るけど、ダンスとバンドというフィジカルな面でスキルを求める、という接点の部分は意外と誰も語らなかったな。

  ダンスとバンドというフィジカルな面でスキルを求める

何回読んでもこの意味がわかりませんでした。分かる人がいるのなら説明してほしいです。
まず振りコピでダンスのスキルが上がるのだったら、声優ライブはダンスにおける最高峰って位置付けでおk?そんなことない、所詮振りコピ。あと、バンドのスキルが向上するってあるけど、実際のバンドってのは当たり前だけどあんな世界ではない。


この後もチャートを席巻した快挙について語らないって話→ただ、そこまで興味が無いだけの話では?どちらかというとアニメはアニメの世界で独立したようなものだから別にほかの世界と繋がろうって必要も無い広げる必要も無い。伝道師になってこんなに素晴らしいアニソンを世に広めようとする必要ない、自然に流れて「あれいいな!」とか言いながら自然に根付くことのほうが重要ではないのかな?って私は思う。


ここまでで正直十分なんだと思うけど、結局のところ周りを正確に見ずに自分の酔った文章しか書けない物書き、ライターが本当に多い。特にこのオタク業界には。ライターの質って部分も問題だが、それ以上に読み手側もそんな文章に釣られて酔ってしまってることが今の物書きにおける最大の問題なんだと思う。それに加えてチェックできない編集側の能力の低さってのも問題の1つだが。
知識や取材力の問題よりも根本的な考えってのがちらしの裏レベルにしか達してないことだと。

これからもこういうライター&編集が居続ける限り徹底的に叩いていこうと思う。