オトナアニメアワードの大月プロデューサーのインタビューがパネェことについて 後編

オトナアニメ アワード2011 (別冊オトナアニメ)

オトナアニメ アワード2011 (別冊オトナアニメ)

本来なら1つのエントリでまとめるつもりだったが、上手くまとまらなかったので前回がアニメ編で今回がアーティストとか音楽編でわけてみた。
やはり林原めぐみのプロデュースの話が強烈であって、結果的にアルバムが売れたことについてはアルバム出来よりも本人の人気と捉えてたみたいで。だから音楽誌でアルバムSPHEREが評価されたことはとても大きかったようだ。「人の歌を歌っていてもつまらないだろうからあなたの歌も作りますよ」から始まったストーリーと思うと運命的なものがあったのでしょう。あとこれは林原のインタビューの中にあったんだけど、キングレコードと契約してますから発言からキャラクターソングを歌える抜け道を作ってくれた話は本人的にもレコード会社的にも業界的にも上手くやっていける世渡りシステムを結果的に作ったことになったのだと感じてる。今じゃあ当たり前だけどそういう経緯を知ると当時ってのは大変だったことがよくわかる。
奥井雅美はアニメ制作会社が歌唱力のある人ってオーダーから始まったと見るとこれまた運命的なものを感じるわけで…ただ、ウイロータウン物語ってのが。でもそこから能力を見抜いて方向修正できたってことがとても大きいと思うのだが。そういうこともプロデューサーの力ですよね。


で、個人的に今回のインタビューのポイントになるところはコレ。ここからはインタビューの引用です。

僕自身に「アニソン」を作ってる意識はまったくありません。もちろん「熱血最強ゴウザウラー」みたいに歌詞に「ゴウザウラーと入れてくれ」と言われれば入れますけど、あくまで制作会社の要望に応えるのみです。はじめからアニソンを作ろうと思って作った曲は1曲もないんです。

実は大月プロデューサーって音楽的要素ってのが無い発言があって、楽譜も読めない楽器も弾けない人だったのですね。最近では音楽を知らない人がインタビューしてるから理解が得られないって言ってる評論家(笑)が言ってることを全否定してるみたいでちょっと痛快でした。まあ、それは楽曲制作側の意見ですが、プロデューサー側の側面でみるとちょっと面白かったりしてる。私が当時キングレコードの楽曲からハマったのもそういう所を見抜いてたのかなって分析してるのだが。この発言は賛否両論あると思うけど当時の環境面やプレゼン方法ってことを考えるとこのやり方でやるしかなかったのかとも考えられる。
もう一つ引用があって。

絵を見せるとイメージが狭っちゃうし、それに近づけよう、一発でOKを出そうと楽曲を作るということは、創作的に無意味なんですよ。僕の曲が「アニソンらしくないアニソン」とおっしゃるのであれば、それはそこに起因しています。そうして共鳴するモノを探して作っていくことは「一瞬の奇跡」なんですよね。このやり方で作ってると当たりハズレもあるし、まあハズレのほうが9割なんですけど、どこかで僕は奇跡を起こしたいと思ってます。

最初私は運命的なものであると解釈していたら、これは「奇跡」だったんですね。奇跡を探し作り出しそこに立ち会う。そしてユーザーがその奇跡に巡り合う、なんて素敵な話なんだ…。これ読んでたらナデシコの時の作詞家にタイタニックの話をして書いたのが“YOU GET TO BURNING”なんだからそれは奇跡だと思うし凄いエピソードであるって。
こういう奇跡ってのに最近巡り合ってないよなあって思う。水樹奈々以来出てきてないよなあ…(モモーイは売れた売れないとか関係ない違う意味での奇跡だったが)アニメだとハルヒになるのかな!?
最近じゃあ敷かれたレールの上に歩いてるようなものであってそれに踊らされてる私も大概だがwこういう「奇跡」ってものに巡り合いたいなあってこのインタビューを読んでて思った。 
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