リスアニクリエーターズ本

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I'veの人が「納期を守る」って答えてるところを見ると、色々聞かれてもこの程度のことしか答えられないこともあるのですよね。本来なら当たり前のことだけど、聞いてる側からするともっと技術的にどうだったかを聞きたいところが見えて面白かったけど。

サウンドトラックや劇伴についてどう評価するのかが正直わからない。劇伴の良し悪しってものも掴めてない。自分はアニメ見ながら耳で「?」しない限り良い劇伴でありサントラなんだと思う。極端な話「空気」みたいな存在だろうし、評価自体が高いのならDVDの特典CDとかの扱いを受けずに商売として成立してるはず。なので、菅野よう子梶浦由記のような特徴がある作曲家以外はピンと来ない。

八木沼悟志のインタビューと5枚のCDの中に自分の持ってるFavorite blueのCDがあって、10年以上経ってから改めて聴いてみた。確かに小室サウンドの後遺症であり、右に振り切った直後のような作品でした。曲の転調も多かったが、良い転調と悪い転調ってのがはっきりしてた。そういう部分では後遺症なのかもしれないが、全体的には後遺症をそこまで受けていないような感じがした。その後のHALやday after tomorrowが後遺症をモロに受けてると思う。左に振り出すと(R&Bや歌姫系)見抜かれたボーカルの力量ってのが。
で、現在ってアイドルサウンドに振り切ってる状態で、特にバンドサウンドには苦しい時代のように見える。いずれやって来る今の時代からの反動なり後遺症ってものがアニソンにどれだけ降ってくるか心配な部分ではあるが。
その心配な部分ってのが前山田健一の「アニソンファンとアイドルファンとニコ動ファンは同居していておかしくない」って発言。いつも思うのだが、この三者が同居してどういうメリットがあるのか、そもそも同居すべきものなのかってこと。アニソンファンなのに「ヒャダインって何?」だからなあ…。本当につい先日まで知らなかった、つーか別に知らなくても色々語ろうと思えば語れるし、結局のところ三者とも他所の音楽には興味無いことと、聴く側がそういう楽曲に信用していない部分があると思う。ももクロの楽曲をあの手この手で絶賛されてもこっちからしたらうーん…知らないし興味無いってなる。一番ベストなのは歌い手と聴き手が同じ絵を描けることなのだが、心の門戸を広げてほしいと思うなら考えるべき部分はあるよねってこと。


全体的にインタビューの内容はとても面白かったし、クリエーターによって色々な考え方なり形ってものがあるので、読者がどう取捨選択をするかがポイントなのかなって思う。○○のインタビューが良かったから先を読むには…。
ただ、インタビューしやすい人間ばっかりで本当に聞いてほしい、取り上げてほしい人の扱いが軽かったのは少し残念な部分。今まで散々聞いてきたって言われたらそこまでですが。