映画クラシコ観てきました。

2週間くらい前に観てきたのですが、なかなか感想を書く機会が無かったので…若干思い出しながらw

競技としての「サッカー」を見せるのではなく、クラブチームの周囲で支えたり見守ったりする人間が主人公のドキュメント。基本的に松本山雅目線だったのはちょっと…だったけど。松本山雅も、クラシコでのライバル長野パルセイロもそうだけど見せる部分と見せない部分があってそれを合わせてのもう一つの意味合いとしての「クラシコ」かなって思ったりした。松本は現場の監督やコーチ、選手の顔が見えなかったことで、長野はサポーターなどのクラブを支える存在が見えてこなかった。あえてそうさせたのも演出の1つと思ったらそれはそれでアリと思いますけど。
ただ、現在の考えでは、売れたら最強人集めたら最強って考え方がフットボールの中にも入りだして(近くに毎回スタジアムに通ってるから偉いんだぞ的な考えもあるのですが)。その考えから勘違いな物好きクラブって言われるところが調子に乗りそうな作品でもあるわけで、ちょっと怖いなあって思った部分もあった。一応光と影ってものは見せてるけど、本当の影は見せてないんだよなあ。
光の部分のすり替えで言うとサッカージャーナリストが「おばあちゃんがスタジアムに来るんですよ」って発言も、あれは新聞の影響力がデカいってエピソードでもあるんですよ。テレビやネットよりも地方紙の存在が人を動かしたことになってることを。

結局のところどういうカテゴリーであれ「無くなると困る」存在のクラブになることがクラブチームの理想であり、この作品における「ゴール」なんだと思う。それを表していた上田ジェンシャンのクラブチームとしての姿が私がこの作品で一番印象に残ったシーンでした。松本や長野には無い姿だったから。

どうしても変に知識を持ってると2009年7月のクラシコ以降と北信越リーグ終わってからのテンポが凄く速かった。全国社会人大会(これも準決勝はクラシコなんだけど…)や地域決勝は駆け足だったので、もうちょっと掘り下げても良かったのではって感じたりして、観終わって客席はどう反応するのかって見てたけど、「バドゥは人格者で〜」って話声が聞こえたのでああ…やっぱり長野寄りになっちゃいますね、私もそうでしたよって反応しながら、南北に広い長野県って大変だなあって思った。