アニソン黄金伝説が凄く良かった

ドリカンからこむちゃへ アニソン黄金伝説!

ドリカンからこむちゃへ アニソン黄金伝説!

twitter上でこんな本が発売されたとあって即購入。
全盛期のドリカン聴いてたことがあるから(こむチャは30分バージョンしか聴いたことがない)座談会とか思い出話が面白かった。椎名へきる@武道館の音源をすぐに流したりアナログだったやり方なのに迅速な対応に今思えば凄いこと。確かその放送分をテープに録音してた記憶がある…探してみるけど再生できる手段が無い。
この座談会の中で椎名へきるのアーティスト宣言に対する富永みーなの見解みたいな発言があってこっちがドキドキした。

16年前のあの頃、へきるちゃんの中では戦いがあったんだと思う。横で客観的にみてて、へきるちゃんは「わたしはアーティストです!」ってすごくがんばってたもの。声優は声優で大事なんだけど、歌を歌ってるわたしはアーティストなんだって戦ってたんじゃないかなぁと思う。

これに対して、今だから当たり前になってるけど当時は「掟破りなこと」に対して現在では責任を感じてると言ってるが、この当時に声優が認知してもらうようになり歌を歌ったりマルチな活動により「個」を意識し始めた時期。その先駆けであり手探りで道を切り開いた彼女だってことはちゃんと見ないといけない。
今でこそ語れるのだが、やはりこのアニソンランキング番組って「成立しない」って思われてたみたいで、成功する失敗する以前に。そういう部分での不安があって全て挑戦だった企画と考えると、こんな企画が現在立ち上げれるのかって考えると厳しいもので。
さて、この黄金伝説を綴った時代の年間ランキングも掲載されてさらにこの時代を彩った楽曲を紹介したりと90年代の人間には感涙するような内容になってます。
過去のランキングを見ながら、最近のキングVSソニー的なブックで見るとドリカンチャートはキング(特に林原&TWO-MIX)に対してへきるとその他の声優やアーティストが挑むって構図だなあ…。後の名曲である“輪舞-revolution-”や“嵐の中で輝いて”が全く通用しないランキングって当時のアニメソングの勢いを感じてしまうわけで。そりゃあ12週連続1位とか(1クールの間首位って…)半端ないくらいの無双をするランキングってのもこれ以外は見たことない。
こむチャになるとキング勢を軸に男性声優を加えての構図。これは腐女子の投票力ってのか強い。先日の声優アワードの最多得票賞の神谷浩史を見れば納得してしまう。それでも“創聖のアクエリオン”“ハレ晴レユカイ”“DAYS”“ハッピー☆マテリアル”も全く通用しないランキング。まあ、ランティス勢にとっては快く思わないランキングでしょう。


「君たちがアニソンを誇れるようにするんだよ」
これは番組企画時の今村氏の意気込みで、こう投げかけられたそうだ。個人的な考えとしてこの番組の存在ってのがアニソンが一般曲との境目を無くしてくれたんだと思う。だから先日のニコ生で石原プロデューサーが00年代のアニソンをどれだけ熱く語っても自分にとっては「ないわ」の一言。アニソンの現在を熱く語る前に過去や歴史をより知ることによりアニソンが誇れるようなジャンルになると個人的には思うのですが…。