アニソンの神様が思った以上にアニソンについて真摯に語ってる件

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)

ドイツからの交換留学生のエヴァが仲間を集めてアニソンバンドを組んで学園祭ライブで披露する青春物語。この作品の最大のポイントは使われてる曲全てが実際のアニメソング。むず痒さと突き抜け具合が面白かった。

日本には八百万の神様がいるって話だが、居てもロマンスの神様ぐらいだと思ってたw 実はエヴァがアニソンの神様なんじゃないかなって冗談だけど。神様ではなく自分の考えに近いものがあったから。
meg rock飛蘭知ってるドイツ人ってかなりの上級者と思わせる知識。あの知識だと00年代推しのような感じもする。
知識よりも語られてることは
・アニソンは自由なジャンルであること
・観客に聴かせることを意識するジャンルであること
自由なジャンルってことを伝えるための手段がアレだけど、少しでも偏見を持つ人間に対して振り向く口説き文句としては今の時代だと通用するんじゃないかな、昔だったら叩き潰されるような発言でもあるが、多様性の時代がアニソンというジャンルを開放させて大きくさせたのだと思う。
勿論、アニソンが持つ昔のイメージについて語られてる場面だってある。
・歌ってる最中にアニメの台詞を叫び出す
・アニメなのか音楽なのかわからない
・歌詞に込められてるのは御都合主義の世界観
とまあ…ラジメニアンが激怒しそうなフレーズを連呼してくれて個人的には面白かった部分。どっちの考えが正しいかはわからない正解のない音楽がアニソンなんだと思う。最近じゃあこれが正解と言うようなことが多くなってるから余計に。
曲についての書き方がロジックみたいな感じがしてるが、ETERNAL BLAZEについての書き方が何時かの声優アーティストクロニクルによく似てるように感じたのは気のせいか。


本編とは違うところでちょっと面白いところがあって、ドイツと言えばフッシュボール。ザキオカさんとかの話題になってると
「ここはトーマス・ミュラーとかカカウだろ!」
カカウじゃない、ここはマリオ・ゴメス師匠だろ。いい加減にしろ